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ギガトン激闘編 〜3歳〜 |
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朝日杯の後、約2ヶ月の休養を得た。不屈の戦士のつかのまの休息である。休息といっても、放牧に出されたわけではなかったが、ギガトンにとってはそれで十分であった。
2月24日のつわぶき賞でギガトン再始動。レース感覚が鈍っていたためか、自身初の最下位に終わってしまう。しかし、ギガトンはまったく気にするそぶりを見せない。
その後は相変わらず中1週の感覚でレースに出走し、結果は伴わないながらも、ギガトンらしさをみせる。
そして、牡馬のクラシックレースの第一弾、皐月賞に出走することとなる。
クラシックレースといえば、3歳馬だけで行われる特に重要なレースで、競馬関係者にとってクラシックレースを勝つことは、最高の名誉である。
また、皐月賞は、GIの中でもさらに格の高い8大競争の1つであり、同じGIでも朝日杯とは格が違う。
朝日杯を勝ったバブルガムフェローや、すみれSを快勝したフサイチコンコルドは、故障のためこのレースにはでられない。チャンスだ!ギガトン!
しかし、バブルガムフェローが出走できないとはいえ、同じサンデーサイレンス産駒のイシノサンデーらが出走し、ギガトンにとって苦しいレースになることは間違いない。
結果、このレースに勝利したのはイシノサンデー。種牡馬サンデーサイレンスの偉大さを改めて証明したレースであった。
ギガトンは・・・18頭立ての9着。微妙な順位だが、一応一桁順位だし、近走不振だったことを考えると、健闘したといってもいいだろう。
気を取りなおして、ダービー出走に向け、賞金を加算すべくレースに出走するも果たせず。無念。
しかしながら、白藤S(900万下)では11頭立ての3着、白百合S(OP)では10頭立ての4着と、それなりに見せ場も作り秋以降に期待を持たせる。
そして、10月13日の900万下条件で今年の初勝利!
が、この勝利が今年の唯一の勝利となってしまった。
しかし、古馬になってからがギガトンの本当の勝負。とはとても思えない使われ方をされているが、きっと山内調教師も何らかの考えがあったに違いない。ということにしておこう。
3歳時の戦跡:11戦1勝
(1・0・1・9)
通算成績 : 21戦 3勝 (3・2・3・13)
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