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 この漫画の作者である冬目景さんの代表作は、一部で大人気の「羊のうた」(私も好きですが)。ギガウイングのキャラクターデザインなどもやっている方です。

 冬目景さんは、ゲーム好きらしいですが、こういった小道具にファミコンやスーファミではなく、メガドラを使ったりするところが心憎い。

 主人公・魚住の友人フクダが、

 「汚くて時代をチョーエツしている」

 と言っていますが、この話が連載されていた時には、すでにドリームキャストが発売されていたわけですから、普通の人から見たら確かに「時代をチョーエツ」しているように見えるかもしれませんね。

 でも、ひょっとしたらこのサイトに来ている方は、「時代をチョーエツ」している人のほうが実は多かったりするのか?

 大学は卒業したけれどな感じの、フリーターの主人公・魚住と、カラス使い?の少女・ハル、魚住の大学時代の同級生・シナコの3人を中心とした青春モノ。

 この3人はいわゆる三角関係風味だったりしますが、とはいっても、プラトニックな人たちなので、どろどろといたものはないのでストーリーはまったりとしていつつも、読後感はさっぱりなので、読んでいて安心できるし良い感じ。



イエスタデイをうたって 1巻 P21



DATA

タイトル:イエスタデイをうたって 

作者:冬目景

出版社:集英社

掲載誌:ビジネスジャンプ

発売日:1999年3月24日(1巻)

価格:530円



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